僕と精子と顕微鏡
カウンセリング時の投稿では、いかに自分の精子たちが無能かを説明しましたが、結果もらったのが、漢方薬でした。具体的に処方されたのがこちらの「補中益気湯」というやつです。もらった後、自宅で効能を調べたところ「体力虚弱で、元気がなく、胃腸のはたらきが衰えて、疲れやすいものの次の諸症:虚弱体質、疲労倦怠、病後・術後の衰弱、食欲不振、ねあせ、感冒」と、おい、精子について何も書いてないやん…と思いつつ、さらに「補中益気湯 精子」をキーワードにプラスして検索したら、ちゃんと1996年に近畿大学が「男性不妊における補中益気湯の臨床効果について」という論文を出してました。元々自分が理系な背景もあり、そうか、この論文を書いた人たちも色んな男の精子を研究したのか。と思っていて、1つ気づいたんですね。
自分の精子は自分で研究しようと。
これを最初ワイフに伝えたとき、普通にドン引きされましたね。皆さんもきっと読んで、ドン引きしてますよね?
まあ、普通じゃないですよね。でも実際、病院で自分の精子が無能だと分かった悲しみだけでなく、さらにその無能さを確認するために実費で7,000円も払っているわけで、元々顕微鏡とか実験とか高校まで大好きだった理系変人なので、精子ぐらい自分で確認すればいいじゃないか。という結論に至ったのです。自分でもいま、こうしてブログに書いて、なんて研究バカなんだと思いつつ、自分の精子はどれほど改善するのか?本当にこの補中益気湯というやつは、僕の精子たちを元気するのか?と直接確認してみたくなったんですよ。
顕微鏡を買う
やると決めてからはすぐにアクションを起こすタイプなので、まず、ファーストステップとして、普通の家に顕微鏡などあるわけがないので、選定と購入から始まります。精子を確認するにはレンズで拡大する、一番シンプルな光学顕微鏡で大丈夫だということがわかったので、さっそくAmazonでいろいろ探してみました。比較した結果、購入したのが以下の顕微鏡。

子供用とは書いてありますが、ある意味僕には子供を作る用なのだと言い聞かせて、ポチりました。お値段8,900円。そして精子を乗せるためのスライドグラスも併せて購入しました。これとは別で必要だったのが(まあ、必要じゃないですが、普通の化学の実験ならそうするなと思って買ったのが)ダイソーでシリンジと、ビーカー。届いた時にはワイフからさらにドン引きされてました。
精子の検査方法
色々調べてわかったのが、出たての精子だとまだジェル/ジェリー状なのですが、20分ほど放置すると液体化されるということ。実際に病院の検査でも、そうしているみたいだったので、20分放置します。その後、濃度の偏りをなくすために、ビーカーの中で混ぜます。混ぜたらシリンジで吸って、それをスライドグラスに一滴たらすという流れになります。
あとは、目視で確認するわけですが、もちろん覚えてられないので、自分はレンズにスマホのカメラを向けて、写真と動画で記録をとることにしました。初めての検査結果がこちら(閲覧注意)
確かに元気がない。弱っちそうで、へなへなと動いていてこれではだめなように見えました。
補中益気湯の自分流の飲み方
さて、処方された補中益気湯ですが。端的に言うと、マズイ。激マズイ。そこでも研究心がわいてくるわけなのですが、最初は書かれている通りに水やらお茶やらと一緒に飲んでみたのですが、最終的に行き着いたのがコーラでした。(自分の場合はデブなので)厳密にはゼロコーラと一緒に飲むと、そうすると2ついいことがありました。
- 炭酸のおかげか、舌にあまり薬が「着地」しないため、漢方の味がそこまでしない
- コーラの味がいい感じに漢方の味を中和してくれて、それほど味が悪くない
という結論に至りました。コーラと一緒だと効能が良くなるか、悪くなるか、知りませんが、自分はそうしました。
※良い子の皆さんはマネしないようにしましょう。
改善前と改善後
正直、漢方の効果は半信半疑でしたが、結果は一目瞭然。僕の精子がめちゃ元気にスイスイと泳いでいるではありませんか!個人的感想ではありますが、奇形な精子も減ったように見えます!
最終的な体外授精に使った際の結果はこちらの投稿で話します。